• 目次
• 1.商品概要
• 2.カラーバリエーション
• 3.耐用年数と保証内容
• 4.標準リフォーム工事の手順
• 5.塗料の特徴（性能）
• 6.見積比較のチェックポイント
  
  

1.商品概要

「セミフロンスーパーマイルドⅡ」は、KFケミカル株式会社が開発した高性能外壁塗料です。

無機成分と有機成分を組み合わせたハイブリッド技術を採用し、耐久性や美観の維持に優れています。
この塗料の最大の特長は、耐候性に優れた無機成分「オルガノポリシロキサン」と、強靭な塗膜を形成する「4フッ化フッ素樹脂」を融合させた点です。これにより、一般的な塗料よりも劣化しにくく、長期間にわたり美しい外観を保つことができます。

≪セミフロンスーパーマイルドⅡの特長≫

・優れた耐候性・耐汚染性
「セミフロンスーパーマイルドⅡ」は、2液型の弱溶剤無機フッ素塗料であり、紫外線や雨風、塩害などの厳しい環境にも耐える高い耐候性を備えています。また、汚れが付きにくい親水性塗膜を形成するため、雨水が塗膜上の汚れを洗い流し、長期間にわたり建物の美観を維持できます。

・色あせしにくい塗料
宮古島の過酷な環境で実施した実証実験により、優れた耐候性とラジカル制御技術が確認されています。


通常、塗料は紫外線の影響で光沢が失われ、チョーキング（表面が白く粉をふく現象）が発生しますが、「セミフロンスーパーマイルドⅡ」はその発生を大幅に抑制し、長期間にわたり色あせしにくい特性を持っています。


・防藻・防カビ性能
防藻試験・防カビ試験の結果、塗膜の周囲に藻やカビが発生しにくいことが確認されています。湿気が多い環境でも清潔な状態を保つことができます。


・ひび割れしにくい柔軟な塗膜
柔軟性を兼ね備えているため、長寿命でひび割れしにくい塗膜を実現します。


・環境に優しい弱溶剤タイプ
弱溶剤タイプのため、塗装時の扱いやすさに優れ、環境にも配慮された製品です。

・コストパフォーマンスに優れた高耐久塗料
価格は性能に比べて低価格。一般的なシリコン塗料に比べて約1.5倍の耐久性を誇ります。そのため、塗替えの頻度を減らし、長期的に見てもライフサイクルコストの削減につながります。価格は性能に比べて低価格。


「セミフロンスーパーマイルドⅡ」は、「遮熱タイプ」と「クリヤータイプ」もあります。
◇遮熱タイプ
夏期の省エネルギーへの貢献、ヒートアイランド現象の効果的な抑止策として期待できる遮熱塗料への対応もしております。従来の遮熱塗料に比べ耐候性・遮熱性に優れるシステムを採用しております。
そのため１０～２０℃（気象条件・塗装色にも因ります）程度、表面温度を抑制し、熱劣化を抑制致します。


◇クリヤータイプ
サイディングボードの多色化、多彩デザインの意匠を新築当時へ甦らせる透明仕上材で、特殊バインダーとの組合せで紫外線をカットし、長期間サイディングボードの意匠を維持します。※クリヤー塗装には可能なケースと不可能なケースがあります。


「セミフロンスーパーマイルドⅡ」は、高耐久・高性能を兼ね備えた次世代の外壁塗料として、住宅や建物の美観を長期間維持したい方に最適です。

2.カラーバリエーション（色）

• 多彩なカラーバリエーションを用意しています。
• ホワイトやグレーなどのベーシックカラーから、ナチュラルなアースカラー、モダンなダークカラーまで、さまざまなデザインに対応可能です。

• また、カラーシミュレーションを活用し、お客様の理想の仕上がりを事前に確認できます。

• ◇セミフロンスーパーマイルドⅡ：艶あり、5分艶、3分艶
• ◇セミフロンスーパーマイルドⅡ遮熱：艶あり
  ◇セミフロンスーパーマイルドⅡクリヤー：艶あり、5分艶、3分艶

3.耐用年数と保証内容

期待耐候年数　20年
（家の建築条件などにより、次の塗り替え目安は異なります）

4.標準リフォーム工事の手順

①仮設足場設置（必須）
②高圧水洗い
③シーリング工事（オプション）
④養生
⑤下塗り
⑥中塗り
⑦上塗り
⑧タッチアップ・補正
⑨完了検査
⑩足場解体・引き渡し

5.塗料の特徴（性能）

≪メリット≫
・高耐候性
紫外線による色褪せや劣化を抑制し、美しさを長期間キープ

・耐白亜化性
ラジカル制御技術により チョーキング現象を抑制

・低汚染性
親水性塗膜により雨水で汚れが流れやすく、メンテナンスの負担を軽減

・フレキシブル性
しなやかで強靭な塗膜柔軟でひび割れしにくい塗膜です

・高耐久性
無機成分の配合により、一般的な塗料よりも長持ち

・防カビ・防藻性
カビや藻の発生を防ぎ、衛生的な外壁を維持

≪デメリット≫
・シリコン塗料などと比べて価格が高い
無機系塗料全般に言えることですが、予算が限られている場合には採用しにくいです。

・弱い溶剤タイプのため臭いがある
弱い溶剤（溶剤系塗料）なので、水性塗料と比べて多少の臭いがあります。

・硬質な塗膜のため、ひび割れリスク
モルタル外壁などクラックが入りやすい下地では、適切な下地補修や弾性系の下塗り材を併用する必要があります。

6.見積比較のチェックポイント

見積書に記載されている内容で必ずチェックしなければならないポイントは「使用する塗料やシーリングのメーカー、商品名が正確に記載されているか」です。
見積書や契約書に記載されている内容が「お客様と業者の約束ごと」になりますので、記載内容が曖昧であれば、契約金額によって業者側が調整出来てしまいます。
見積書は金額だけでなく、下記の内容が明確に記載されているかを必ず確認するようにしましょう。

・使用する塗料のメーカーの記載
・使用する塗料の量（缶数）の記載
・期待耐候年数
・塗布回数（当社は3回塗り＋南面のみ4回塗りが標準使用）
・外壁塗装以外の付帯部（雨どい、木部、板金部など）の使用塗料名、メーカー
・シーリングのメーカー、商品名
・高圧洗浄の種類（水洗い、バイオ洗浄）
・破損部、腐食部の処理方法
など

その他、業者の【企業姿勢】を確認する部分として「安全対策」についても確認しましょう。
外壁や屋根のリフォームを行う際には、様々な法令を遵守して作業を行わなければなりません。

・仮設足場の設置
・道路使用・占用許可申請
・アスベスト対策
・産業廃棄物処理
・中電引き込み線防護管取付

などコストダウンのために省略（法令違反）する業者も少なくありません。
大切なマイホームのリフォーム中に重大な事故が発生してしまったら大変です。
「安い＝法令違反」で無いことを必ず確認しましょう。

見積書には業者の企業姿勢や社長の考え方が表れています。
金額だけで業者を決めることは後悔のもとになりますのでご注意ください。




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