折板屋根カバー工法/重ね式折板「T-88」・「T-150」
9,400円(税込)〜/㎡
材料費工事費現場管理費
重ね式折板「T-88」・「T-150」を使用し、屋根の強度や耐久性を高めながら、既存屋根を撤去せずにリニューアルします。(既存屋根と同じ形状の折板屋根をかぶせることになります。)
屋根の劣化や雨漏りが気になる工場・倉庫・車庫などにおすすめのプランです。
※足場別途必要
概要
OVERVIEW標準仕様
C型鋼・タイトフレーム・折板ボルトレス素地・軒先水切・軒先メンド・水上メンド・エプロンメンド・ケラバ包・棟包
工事の種類
屋根カバー工法
商品名
「T-88」・「T-150」
メーカー名
横山興業株式会社
【折板(セッパン)屋根の標準サイズと仕様】
「T-88」一般住宅・小型建造物向き
・板厚(厚み):0.5mm~1.0mm(建物の規模や用途、必要強度に応じて選定)
・働き幅(サイズ):600mm(山高 88mm 山ピッチ 200mm)
・屋根勾配:3/100 以上
「T-150」中型から大型物件向き
・板厚(厚み):0.6mm~1.0mm(建物の規模や用途、必要強度に応じて選定)
・働き幅(サイズ):500mm(山高 150mm 山ピッチ 250mm)
・屋根勾配: 3/100 以上
カラーバリエーション(色):ギングロ、ブラック、ブラウン、ボルドー、ホワイトなど(建物の外観デザインや日射反射率に合わせて選択)
重ね式折板「T-88」・「T-150」は、高耐久なガルバリウム鋼板を波型に成形した代表的な折板屋根材です。
波型形状によって高い構造強度を確保しながら軽量に仕上げられるため、大スパンの建築物にもスムーズに対応できます。
重ね式折板とは
タイトフレームに屋根材を重ね合わせ、ボルトで締め付ける標準タイプです。
強度に優れ、車庫や倉庫、工場に幅広く採用されています。

既存の屋根を撤去せずにその上から新しい屋根材を被せる「カバー工法」は、屋根の撤去・処分費用を大幅に抑えられ、建物や工場を稼働させたまま施工を進められる点が大きなメリットです。

(※建物の構造や既存屋根の劣化状態によっては、カバー工法が適さない場合もあります)
【重ね式折板カバー施工方法】
①既存屋根の調査・点検
まず、既存の屋根材や下地の状態を確認します。
屋根の劣化状況や雨漏りの有無、下地の状態などを確認し、カバー工法が可能かどうかを判断します。
②タイトフレームの設置
既存屋根の上に、新しい折板屋根を固定するための「タイトフレーム」を取り付けます。
建物の構造や屋根の状態を確認しながら、適切な位置に取り付けます。
③重ね式折板「T-88」・「T-150」を施工
タイトフレームに合わせて、折板を取り付けていきます。
屋根材同士を重ね合わせながら、ボルトなどでしっかりと固定します。
④屋根材の接合・固定
屋根材を順番に施工し、屋根材同士の重なり部分や端部などを適切に固定します。
雨水が浸入しないよう、各部の納まりを確認しながら施工します。
⑤棟・端部などの仕上げ
屋根の棟や端部、壁との取り合い部分などに必要な板金部材を取り付けます。
細かな部分まで確認し、屋根全体を仕上げます。
⑥最終確認
施工後、屋根材の固定状態や各部の納まりなどを確認します。
問題がないことを確認して、折板屋根カバー工法の施工完了です。

【折板屋根のデメリットと暑さ・結露対策】
折板屋根は、強度や軽量性に優れている一方、金属製屋根材ならではの課題もあります。ガルバリウム鋼板は熱を伝えやすいため、夏場は太陽の熱を受けて屋根表面の温度が上昇し、その熱が建物内部へ伝わりやすくなります。そのため、工場や倉庫などでは、屋根材そのものだけでなく、建物の用途や環境に合わせて暑さ対策を組み込むことが重要です。
1.「サーモバリアS」を敷いてから折板をカバーする方法
施工する前に、屋根下地側へ遮熱シート「サーモバリアS」を設置し、その上から折板屋根をカバーする方法です。遮熱シート「サーモバリアS」はアルミ製純度99%の高性能な遮熱シート。暑さの原因の輻射熱を97%カットします。
遮熱シート「サーモバリアS」を組み合わせることで、「屋根を新しくする」だけではなく、「屋根から入ってくる熱を抑える」ことまで考えた仕様にできます。
2.ペフ(裏貼り断熱材)折板
もう一つの方法が、折板の裏面にペフ(ポリエチレンフォーム)を貼り合わせた仕様です。ペフは一般的に3mm程度の厚みがあり、折板屋根の裏側に設置します。
ペフを使用する大きなメリットの一つが、結露対策です。
金属製の折板屋根は、外気温と室内温度の差が大きくなると、屋根の裏側に結露が発生することがあります。ペフを貼ることで屋根裏面の温度差を抑え、結露の発生を抑制する効果が期待できます。
また、ペフには雨音を和らげる効果もあります。
金属屋根に強い雨が当たると、「バチバチ」「ドンドン」といった大きな打撃音が室内に響くことがあります。ペフを貼ることで、こうした金属屋根特有の雨音を軽減できます。
3.サーモバリアS+ペフで、夏・冬の両方に対応
サーモバリアSとペフは、どちらも「熱対策」に関係しますが、得意とする役割が異なります。・サーモバリアS → 太陽からの輻射熱を反射し、夏場の暑さ対策
・ペフ → 屋根裏面の結露を抑え、雨音も軽減
そのため、両方を組み合わせることで、
「夏は屋根から入る熱を抑える」
「冬・梅雨時期は結露を抑える」
「雨の日は屋根に当たる雨音を和らげる」
という、より総合的な屋根対策が可能になります。
単純に「新しい折板屋根に交換する」だけでなく、建物内部の暑さ・結露・雨音まで考えて屋根仕様を選ぶことが重要です。
なお、「サーモバリアS」と「ペフ付き」は、施工条件や屋根構成によって納まりが変わるため、実際の採用時には既存屋根・下地・屋内環境を確認したうえでご提案させていただきます。
折板屋根の老朽化、雨漏り修繕、暑さ対策、結露や雨音でお悩みの方は、カバー工法をご検討ください。

