豊橋市 トヨッキー

豊川市W様邸

豊川市W様邸【積水ハウス】1F屋根葺き替え工事・2F屋根カバー工事(スーパーガルテクト/シェイドモスグリーン)

お客様のご要望

屋根の形状が多面体で複雑な形状のため、これまではハウスメーカー(積水ハウス)でなければ施工が難しいとされていました。しかし、ハウスメーカーでの工事は避けたいとのご意向があり、弊社にご相談いただきました。
また、「ハウスメーカー以外の業者(屋根専門店)でも適切な屋根リフォームが可能であることを、同じ積水ハウスの家に住む人たちにも知ってほしい」という強い思いをお持ちでした。さらに、入院中のお母様に、完成後の写真を見せてあげたいというご希望もありました。

ご提案内容

スマートでスッキリとした仕上がりをご希望だったため、「差し棟仕様」をご提案しました。意匠性と美しさを兼ね備えた見た目に仕上がりました。
寄棟形状の屋根は「差し棟仕様」で仕上げることで、よりシャープでスタイリッシュな仕上がりとなり、おすすめの仕様です。
下屋根(1階屋根)部分では、本来屋根と外壁の取り合い部分を納める「雨押え板金」の天端は屋根カバー工法の場合、既存の外壁面に固定しシーリング(コーキング)だけで止水処理をする形になります。(外壁内部に雨押え板金の立ち上がりが差し込めないため)
しかし、この方法ではシーリングが劣化した際に雨漏りのリスクが高まります。そこで、雨押さえ板金を新しい屋根材に合わせて交換するのではなく、あえて既存の板金を再利用し、屋根材の下に差し込むことが可能な「葺き替え工法」を提案しました。
これによりシーリングに頼らず、板金と屋根材でしっかり雨水の浸入を防ぐ安心の仕上がりを実現しました。

施工概要

OVERVIEW

住所

愛知県豊川市

施工箇所

屋根

施工内容

屋根葺き替え工事・屋根カバー工法

工期

23日

築年数

40年

屋根材

スーパーガルテクト/シェイドモスグリーン

メーカー

アイジー工業

雨樋

ファインスケアNF-1

メーカー

パナソニック

ハウスメーカー

積水ハウス

施工前の様子

BEFORE

施工前の屋根全体の様子です。屋根材は色褪せが目立ちます。

割れたスレートを放置すると、雨漏りを引き起こすだけでなく、建物全体の老朽化を早める可能性があります。

屋根の小さなひびが大きなトラブルの前兆であるケースも多く、早めの点検と補修が非常に重要です。

スレート塗膜が劣化することで防水機能が低下し吸水率が高まり、コケやカビが発生しやすくなります。スレート屋根材が白くなっている部分は吸水している箇所です。重ねやジョイント部分から吸水しています。

劣化した板金下地材(ヌキ板)は棟板金を固定する力が低下し、強風や台風などの悪天候時に剥がれたり飛散したりするリスクが高まります。

環境やメンテナンスの有無によって異なりますが、スレートの寿命は20~30年と言われています。こちらの屋根は築40年です。

施工中の様子

UNDER CONSTRUCTION

既設の棟板金を撤去します。(大屋根 カバー)

軒先にメーカー純製品の唐草を取り付ます。(大屋根 カバー)

水抜き穴の確保のため、唐草に排水用の穴が一定間隔で空いています。(大屋根 カバー)

出隅部は加工を行い納めます。(大屋根 カバー)

出隅の先端から水切に入った雨水が抜けるように唐草を加工します。(大屋根 カバー)

入隅部分も谷樋の排水に支障が無いように加工して納めます。(大屋根 カバー)

カバー工法専用の片面粘着ルーフィング「田島ルーフィング タディスセルフカバー」を標準仕様としています。(大屋根 カバー)

隅棟部には差し棟用の下地部材を施工します。(大屋根 カバー)

隅棟端部から差し棟用の水切部材に入った雨水が外へ抜けるよう加工して納めます。(大屋根 カバー)

谷樋の固定はビス等ではなく、板金に穴を開けないように吊り子固定としています。(大屋根 カバー)

スーパーガルテクト平部を軒先から順に施工します。差し棟部材も1段ずつ取り付けていきます。(大屋根 カバー)

下地部材に防腐処理をしたヌキ板を使用する事で、下地の腐食による棟板金の飛散を防ぎます。(大屋根 カバー)

本棟の下地(ヌキ板)の上にも防水のためのルーフィングを施工してから、棟板金を被せます。(大屋根 カバー)

下屋根は葺き替え工法のため、既存の屋根材を撤去します。 (下屋根 葺き替え)

ルーフィングを施工し、壁際は防水テープを使用して雨仕舞を良くします。 (下屋根 葺き替え)

下屋根もルーフィング施工後は大屋根と同様の手順で施工をします。新しい屋根材「スーパーガルテクト」を平部から施工していきます。(下屋根 葺き替え)

差し棟を軒先から施工し、壁当たり部分は既設雨押え板金の下に差し棟役物を納めます。(下屋根 葺き替え)

既設の雨押え板金の上から新しい雨押え板金をカバーし、外壁裏に差し込みます。今回はガルテクトと同じ素材の板金を使用しました。(下屋根 葺き替え)

施工後の様子

AFTER

スーパーガルテクト施工後の全体の様子です。スタイリッシュなラインと豊富なカラーバリエーションにより、様々な住宅スタイルにマッチします。

スーパーガルテクトは遮熱性塗装鋼板と断熱材と一体化した屋根材となっていますので、断熱性能に優れています。

大屋根のすがり部分が屋根材の規格に寸法が合わなかったため、本体屋根材を加工して長さを調整しました。

スーパーガルテクトは高い耐候性・遮熱性・防錆性能により、長期間にわたって屋根を保護してくれるため、再塗装などメンテナンスサイクルが長くなります。

下屋根部分では、本来屋根と外壁の取り合い部分を納める「雨押さえ板金」の上端が、屋根カバー工法の場合、シーリングによる防水のみになってしまう可能性があり、今回は既存の雨押え板金を再利用可能な「葺き替え工法」で施工をいたしました。

雨樋は高耐候性大型軒樋パナソニック「ファインスケア NF-1型」に交換しました、 耐久性と美観を両立させるために設計されており、外観も重視する方におすすめです。

こちらのお客様の担当は石倉 槙人です。

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