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瓦屋根の2つの補修の仕方と適正価格とは|豊橋市・豊川市で屋根リフォームのことならスマートルーフ

山本 武司

2022.09.01

コラム

瓦屋根の2つの補修の仕方と適正価格とは|豊橋市・豊川市で屋根リフォームのことならスマートルーフ

山本 武司

2022.09.01

目次

1.瓦屋根が劣化すると・・・

瓦は「丈夫で長持ち」というイメージをお持ちの方が多いかと思います。

 

その通り瓦は粘土を高温で焼成した製品で耐久性は抜群です。よって50年以上経過した瓦が現在も使用されている事例も数多くあります。

 

しかし、瓦屋根も他の屋根と同様に「劣化」します。

瓦自体は50年以上の耐久性を持っていますが、瓦の裏側に隠れている屋根下地(下葺材、野地板)や隙間を埋めている面戸(漆喰が施工されている部分)と呼ばれる部分は経年劣化をし、そのため瓦の固定強度や防水性が低下しますので瓦がズレたり、雨もりを生じたりします。

 

上記のような症状は築後20年くらいを経過したあたりから徐々に見られるようになります。

その中でも「雨もり」は放置すると建物の構造体(柱や梁など)を腐食させ、その修復費用が膨大な金額になってしまうことがありますので注意が必要です。

 

もし雨もりを発見したら、早めに屋根の専門家に調査を依頼することをオススメします。

 

2.補修の仕方1 屋根葺き替え

屋根の補修(リフォーム)には様々な方法があります。

その代表的な補修(リフォーム)方法の1つが「葺き替え」です。

瓦を屋根に取り付けることを「葺く(ふく)」と言い、屋根材自体を全て新しいものに交換することを一般的に「葺き替え」と言います。

「葺き替え」の最大のメリットは下葺材と呼ばれる防水シート(ルーフィング)を新しい製品に交換出来ることです。30年以上前の建物であれば防水シートではなく、杉皮(杉の木の皮)を流れ方向に重ね張り合わせて固定し、屋根土と呼ばれる粘着力の高い土をその杉皮の上に置いて瓦を接着しているいわゆる「土葺き工法」と呼ばれる施工方法で瓦を葺いた建物もたくさん存在します。

その防水シートは熱や乾燥により経年劣化をし、製品によっては15年くらいでボロボロになってしまうものもあります。さらに30年以上経過した初期の防水シートは当時の製品のクオリティが低かったせいもありますが、ほぼ原型を留めていないケースがほとんどです。

屋根の防水構造は「一次防水」「二次防水」という二段階になっており、瓦は「一次防水」であり台風などの強風を伴った大雨時などには瓦の裏側へ雨水が浸入してしまうことがあります。

もちろん瓦の割れやズレ、漆喰の剥がれなどによって日常の雨でも雨水が瓦の裏側へ回ってしまうことは良くあります。

そのため、「二次防水」として防水シート(ルーフィング)が瓦の下葺材として施工されています。

「葺き替え」の最大のメリットはその防水シートを最新の高性能な製品(ルーフィング)に交換できることです。防水性を高めるには最も有効的な方法です。

併せて、屋根材も「防災瓦」を呼ばれる台風や地震などの自然災害に強く、防水性能も大幅に向上した製品に交換することが可能で、「ガイドライン工法」と呼ばれる国土交通省により制定された「災害に強い工法」で施工を行うことで、長年にわたり安心できる「強くて丈夫な瓦屋根」に生まれ変わります。

上記のように多くのメリットがある「葺き替え」は屋根補修(リフォーム)で最もオススメの方法です。

3.補修の仕方2 屋根葺き直し

さて、2つ目の補修方法として「葺き直し(ふきなおし)」をご紹介します。

 

「葺き直し」と「葺き替え」の違いは既存の瓦を再利用するか新品に交換するかの違いです。

 

冒頭で説明をした通り、瓦自体は50年以上経過したものでも再利用が可能なものもあります。

とは言っても50年前の製品となると品質のバラツキや耐風性能・防水性能のレベルも最新の製品に比べ劣るため、再利用する場合は目安として20年以内で釘固定が可能な瓦(引掛工法仕様)が基本となります。

「葺き直し」のメリットは既存の屋根材の撤去処分費用を削減出来ること、また今までの瓦の雰囲気やデザインが気に入っている場合にはリフォーム後に元の雰囲気を再現できることです。

 

ただし、撤去の手間は屋根材を再利用するために丁寧に扱う必要と屋根から降ろしたり、復旧時に荷上げをする手間が「葺き替え」に比べかかる点がデメリットとなるため、「葺き替え」より大幅にコストダウン出来るとは言い切れません。

また、20年以上前の瓦ですから防災機能や高い防水性能などはありませんので、性能アップが出来ない点もしっかりと検討する必要があります。

 

ただ資源を再利用することも大切なことですから、私たちは可能な限り「葺き直し」ご希望にも沿えるようにお手伝いさせていただきます。

 

「葺き直し」は防水シートを新品に交換出来る点や室内から発見出来なかった雨もりを見つけたり、屋根下地を補修・交換できることも葺き替え同様に大きなメリットとして挙げられます。

4. 屋根リフォームの適正価格と業者の選び方

屋根リフォームは外壁・屋根塗装に比べ、主材料費(屋根材)の価格差が商品によって大きく、防水シート(ルーフィング)もメーカーやグレードによって価格にかなりの差があり、見積はそのあたりをしっかりとチェックする必要があります。

 

また撤去した屋根材の収集運搬処分費が安い見積の場合は、収集運搬や処分が適正に行われているか(法令遵守)をきちんと確かめる必要があります。

建設業における不法投棄や違法行為は現代においてもまだまだ問題視されており、気をつけないと大切なマイホームのリフォームにおいて「違法行為」が行われる可能性があります。

古瓦などの産業廃棄物の収集運搬処分には「マニュフェスト」と呼ばれる産業廃棄物管理票の発行が法律で義務付けられていますので、業者選びの際に確認しても良いかもしれません。

 

 

屋根リフォームの価格は建物の立地条件、屋根形状、勾配(屋根の傾斜)、屋根材・ルーフィングの製品によって異なりますが、おおよその目安は下記の通りです。

 

 

 

◆モデルケース/

屋根面積80㎡、切妻形状、総2階 ※既存瓦は陶器瓦葺き(引掛工法、土葺き無し)を想定

 

◆工事内容/

足場・既存瓦撤去処分費・合板重ね張り・ゴムアスルーフィング・本体・役物施工

 

・陶器和瓦→陶器和瓦 143万円(税込)〜

・陶器和瓦→陶器洋瓦 132万円(税込)〜

・陶器和瓦→ルーガ雅 150万円(税込)〜

 

山本瓦工業グループ「スマートルーフ」では瓦は三州瓦の主要メーカー「株式会社鶴弥」「新東株式会社」「栄四郎瓦株式会社」ほかを採用、ルーフィングは国内トップメーカーの「田島ルーフィング」の三星PカラーEXプラスが標準仕様となります。

※仕様等の詳細は見積書に記載されています。

適正価格を見極めるために複数業者の見積を取る場合には下記のポイントをしっかりチェックしましょう。

 

①屋根工事の専門業者であること。(建設業許可/屋根工事業、板金工事業などの取得)

建設業許可は新規申請・更新の際に、経営状態(財務内容)や経営者に関する調査などが厳しく行われるため、怪しい業者や違法行為を行なっている業者は取得困難。

 

②見積明細に製品のメーカー名、商品名が正しく明記されていること

メーカー名や商品名が記載されていない見積は受注単価に合わせて、予算調整を行うことが容易であるため、安い=低品質となる可能性が高い。

 

③施工範囲、数量が明記されていること(面積、長さ、箇所数など明細が記載されている)

見積時に正しく積算を行わないため、受注後にその金額に合わせて材料仕入や職人の手間代を配分する点は②と同様に「安い」のではなく「低品質」となる。

 

④ホームページに会社情報が詳しく掲載されている(代表者の氏名・顔写真なども)

工事の品質は会社の経営方針や管理体制によって大きく左右されます。またトラブルの多い会社のホームページの会社案内には代表者名や顔写真が掲載されていないことも多い。

 

⑤会社の建物、資材置き場などがきちんと整理整頓されている(工事品質はここを見ればわかる)

会社の大小よりも、建物や資材置き場が常に整理整頓されているか、資材や残材が放置されていないかを必ずチェックしてください。工事の品質は会社を見ればおおよそ想像がつきます。

 

5.創業95年以上の屋根リフォーム専門店「スマートルーフ」へお任せください!

豊橋市の屋根リフォーム専門店「スマートルーフ」は創業95年の山本瓦工業グループです。

 

屋根工事を中心に、板金工事、防水工事、外壁工事、塗装工事など外装工事専門会社で、太陽光発電システム工事も15年以上前から主力事業の1つとして取り組んでおります。

 

山本瓦工業にはかわらぶき技能士、建築板金技能士など専門技術者や瓦屋根工事技士、瓦屋根診断士などの施工管理者、そのほかに2級建築士や第2種電気工事士なども在籍し、専門性の高い技術者が高品質な外装工事を提供しています。

 

屋根のしっくい補修や雨もり修理、雨どいの交換など小さな工事から屋根外装リフォーム、太陽光発電システムなどお住まいの外まわりに関するお悩みやご相談がございましたら、是非当社へお問い合わせください。

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