【鳥害対策】住宅に関するハト・スズメ・コウモリなどの鳥害被害にお困りの方へ|豊橋市・豊川市で屋根リフォームのことならスマートルーフ
2023.08.12
コラム
1.鳥害の原因となる代表的な場所
鳥害の原因となる代表的な場所として下記の5つが挙げられます。例外もありますが、
①屋根の軒先(瓦と屋根下地の隙間)
正確に言うと軒先は鳥の侵入口で巣は瓦と屋根下地の隙間に作っています。かなり広範囲に巣が作られていることも多いです。スズメは軒先から侵入するケースが一般的です。
庭先に藁(わら)などが良く落ちている所の上を見上げると雨どいや瓦の軒先にスズメが侵入している形跡を発見することが良くあります。
②屋根瓦の隙間(屋根の端部)
屋根瓦には役物と言われる屋根端部に取り付ける部材があります。その役物部分では1~2㎝程度の隙間ができることも多く、その隙間から屋根瓦の下に侵入して巣を作ることが多いです(①と同様)。コウモリはこの部分から侵入して、スズメなどの小型鳥と同様に屋根瓦と屋根下地の隙間に巣を作ったり、寝ぐらとしているケースも多く見かけます。
コウモリの場合はその数が非常に多く、私たちが屋根瓦の修理や改修時に瓦を取り外した途端に数百匹のコウモリが飛び立っていったという事例もあります。
③霧よけ庇や母屋、屋切り飾りの上(外壁に取り付けられたもの)
鳥の巣を作る場所の条件として、「風雨の影響を受けづらい」「外敵から守られている」などがあります。ハトやツバメはスズメやコウモリよりサイズが少し大きめの為、屋根瓦の隙間には入れずこうしたオープンスペースに巣を作ります。
④屋根の軒裏(のきうら)
この部分に止まって羽休みなど休憩をする代表的な鳥はコウモリです。初夏あたりから夕方になると空を無数のコウモリが飛び交っている様子を見られたことがある方もいらっしゃるかと思います。そのコウモリが一時的に休憩をする場所が屋根の軒裏です。
建物周囲のエアコンの室外機の上や土間コンクリート、サッシ枠、バルコニーの床などにコウモリの糞尿が大量に落ちて困っている方も多いのではないでしょうか。
⑤太陽光パネルの隙間
意外と多いのがこの太陽光パネルと屋根の間に生じる隙間に鳥の巣が出来て困っているというご相談です。太陽光パネルは日光の当たる南面を中心に東西面に設置されており、夏以外のシーズンでも暖かい場所であることがポイントです。またパネルの下には設置金具やケーブルなどがあり、勾配のある屋根面でも滑り止めとなる部分がある為巣が作りやすいのでしょう。この10年で急激に普及した太陽光発電と並行して、この部分の鳥害被害も増加傾向にあります。
上記の5つが鳥害の原因となる代表的な場所と言えます。
2. 鳥害の事例(知られていない被害例)
鳥害の被害は、鳥の種類やその場所によって異なりますが一般的には「巣」と「糞尿」による汚れや悪臭です。
「巣」は外敵から守られた場所に作ることが条件ですから、地上から見えづらいもしくは全く見えないところに作ります。そのため、発見が遅れ被害が大きくなっているケースも少なくありません。被害相談を受けて、屋根瓦を取り外して見たら広範囲に鳥の巣が作られていて、撤去の際にビニール袋(ゴミ袋大)が5袋ほど必要だったケースもあります。
また巣の中にヒナ鳥の死骸があったり、糞尿によってその周囲の木材が腐食していたケースもあります。そうした環境は衛生的にも放置しておくことは出来ません。
「糞尿」は見た目で分かることが多いため、被害の状況は把握しているけれどそうしたらよいか分からないという状態がほとんどです。スズメやハトの糞は白くペンキのように建物や周辺に置かれている物に付着して困っている方が多くみえます。軒樋(雨樋)や母屋(屋根を支える為に横方向に張り出している木材)、外壁などに白い糞が付着している場合はそのすぐ近くや上の方に巣があったり、巣への入り口があることがほとんどです。
糞尿も衛生面でも美観的にも放置しておきたくない被害です。その他実害として金属や木材を腐食させ、大切な建物の構造に影響を及ぼす危険性もありますので放置は避けたいところです。
3. 鳥害対策と費用
では鳥害対策にどのような方法があるのか事例をご紹介しましょう。
皆さんがご存知のように自身にとって有害な鳥であっても「鳥獣保護法」の対象になっている鳥獣は駆除が出来ません。よって「巣を作らせない」「羽休みや休憩出来る場所を無くす」などの対策を行うことが一般的です。
一般住宅で必要な鳥害対策には下記の方法が挙げられます。
鳥害が発生している場所(目次1)ごとにその対策が異なります。(①〜⑤)
①の対策/
屋根瓦の軒先の面戸に隙間を作らない。漆喰の剥がれを補修したり金属面戸を取り付ける。
②の対策/
屋根瓦の役物部分に発生する隙間を防ぐ部材を取り付けたり、中へ侵入可能な通路を塞ぐ。
③の対策/
霧よけ庇、母屋、屋切り飾りなど鳥が止まる場所に鳥害対策用製品(剣山)を取り付ける。
④の対策/
軒下の部分に③同様の鳥害対策用製品を取り付けたり、センサーライト(コウモリに有効)を設置する。
⑤の対策/
太陽光パネルと屋根材との隙間にメッシュ状の部材を取り付け、パネル下に鳥が侵入しないようにする。
費用は状況によって幅があります。また足場が必要な場合が多く、その予算も計上されます。
作業用足場はその箇所や施工範囲によって異なります。必要な場合がほとんどです。ハシゴでの作業は危険を伴い、作業中に事故が起こるリスクがありますので避けましょう。良い仕事をするためにも安全で作業性の良い足場が必須です。
その費用ですが部分足場の場合は5〜10万円程度、全周足場の場合は15〜25万円程度が一般的な価格です。
作業に関する費用目安は下記の通りです。
①の場合、屋根の軒先長さで計算しおよそ3,000〜5,000円/m。軒樋の脱着が必要な場合にはプラス500〜800円/mが追加になります。建物によって費用の増減があります。
②の場合、5,000〜8,000円/mが目安です。ただし、屋根下地の構造が原因の場合は大工工事が発生することもあり、その場合が別途費用がかかります。その他役物脱着と隙間を埋める部材により費用が異なります。
③の場合、剣山の種類や材質、数量によって価格が変わります。1箇所2,000〜5,000円と費用に開きがあります。剣山にはステンレスや塩ビなど材質の違いやサイズも様々です。取り付ける場所により適切な製品を選定します。
④の場合、③の剣山取り付け費とほぼ一緒です。センサーライトは器具代の他に電気工事(配線、スイッチ、タイマーなど)が発生しますので3〜5万円/箇所程度必要になります。
⑤は太陽光パネルの数量や設置面の数、屋根材の種類などによって費用が異なります。パネルの外周にステンレスのメッシュシートを取り付ける方法で5,000〜7,000円/円、併せて鳥の巣の除去費用などが加算されます。
3〜4Kwシステムの1面設置の場合、足場を含めて20〜25万円程度かかります。
長年に渡って鳥害に悩まされている方は多く、どうしたら良いのか、どこの業者に依頼したら良いのか分からず困っていらっしゃいます。害虫駆除業者などが鳥害対策を行っていますが、本当に信頼出来るのか、不必要な工事を勧められて高額な工事になってしまわなかなど不安は尽きません。
当社は駆除業者ではありませんが、建設業許可を取得した屋根外壁の専門工事会社として屋根材や外壁材、建物構造に関する知識や工事の実績が豊富であるため、どこにどのように鳥が巣を作り、どうしたら巣を作らなくなるのか適切な提案をいたします。
鳥害対策のみでも承ります。屋根補修や外壁塗装などのタイミングであれば足場が兼用出来ますので単独工事よりリーズナブルかつ全体的に対策工事が可能になります。
鳥害にお悩みの方はまずは一度ご相談ください。現場調査、見積は全て無料です。
お客様相談窓口は下記の通りです。
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