富士ハウスで雨漏りが起きやすい構造と初期サイン 外壁の反りは要注意?
2026.01.29
コラム
富士ハウスで雨漏りが起きやすい構造と初期サイン 外壁の反りは要注意?
2026.01.29
今回のコラムでは富士ハウスで建築された住宅で比較的多いトラブル「雨漏り」についてお伝えします。
築10年、15年を過ぎた頃から、「外壁が少し反っている」「幕板まわりに隙間がある」といった違和感を感じたことはありませんか。特に富士ハウスの住宅では、こうした一見小さな変化の裏に、構造的な雨漏りリスクが潜んでいるケースが少なくありません。実は、雨漏りは突然起こるものではなく、見落とされがちな初期症状を経て進行していくことが多いのです。
このコラムでは、それぞれの見分け方から、放置した場合の恐ろしいリスク、そして取るべき確実な対処法までを詳しく解説します。
知っているようで知らないシミのメカニズムを理解し、大切な住まいを守るための第一歩を踏み出しましょう。
1. 富士ハウス住宅で雨漏りが多い構造的な理由
富士ハウスの多くの住宅では、窯業系サイディング外壁が採用されています。
窯業系サイディングの工法は構造用合板に直接サイディングを留め付ける【直張り工法】とサイディングの後ろに胴縁を取り付ける【通気工法】があります。
【通気工法】は
・外壁内の空気を循環させる
・壁の内部に湿気がこもるのを防ぐ
・構造材の腐食を抑える
といった役割を果たします。
しかし、富士ハウスの外壁は【直張り工法】がとられていることがあり、内部結露を起こしてしまう可能性があります。
また、外壁の意匠として設けられる幕板は、建物のアクセントになる一方、雨水処理が適切でないと不具合が起きやすい部位でもあります。これらは、適切な施工と納まりが前提となる構造です。

2. 外壁内部で起きている劣化の仕組み
富士ハウス住宅で多く確認されるのが、外壁内部の通気不良です。
具体的には、
・通気層が十分に確保されていない
・通気の流れが途中で遮断されている
・幕板や役物部分で通気経路が止められている
これらの要因により、外壁内部と外気との間で温度差が生じると、壁体内に滞留した水蒸気が結露として水分化します。その結果、構造材や下地材が長期間にわたり湿気にさらされ、木部の腐食や外壁材の反り・浮き・剥離といった深刻な劣化症状を引き起こす原因となります。

3. 雨漏りの前段階として現れる初期症状
雨漏りが発生してから長い時間が経過すると、外壁が変色したり、反りや割れを生じたり、表面がボソボソと剥がれてくる症状が現れることがあります。 窯業系サイディングは、表面を塗装することで防水性を確保していますが、裏側には防水処理が施されていません。そのため、雨水が外壁内部に回ると、サイディング材は水分を吸収しやすい状態になります。
水分を含んだ外壁材は、日中の紫外線による熱で乾燥・収縮を繰り返します。この吸水と乾燥のサイクルが続くことで、内部応力が高まり、やがて外壁のひび割れや反り、表面の剥離といった劣化症状につながっていきます。
こうした状態を放置すると、
・防水紙の劣化
・下地合板の腐朽
・釘やビスの保持力低下
といった問題が、外壁内部で徐々に進行していきます。
特に注意したいのは、室内に雨漏りが確認された時点では、すでに外壁内部の劣化がかなり進んでいる可能性が高いという点です。その結果、補修が部分的では済まず、工事範囲が広がり、費用負担が大きくなってしまうケースも少なくありません。

4. 適切な対処方法・メンテナンス・工事の選択肢
対処方法は、建物の状態によって異なります。
軽度の場合:部分補修や防水処理の見直し
・劣化が進行している場合:外壁の再施工や通気構造の改善
・構造まで影響している場合:外壁全体(木下地まで)の大規模改修
重要なのは、「どの方法が最適か」は一律ではなく、現状を正しく診断したうえで判断する必要があるという点です。

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