【屋根のプロが選んだ】スレート屋根カバー商品ベスト5
2022.03.16
コラム
目次
1.アイジー工業/スーパーガルテクト
屋根カバー製品の中でも人気の高い『スーパーガルテクト』は「超耐久ガルバ」に「遮熱性ポリエステル樹脂塗装」が施された耐久性にこだわった金属屋根材です。
スーパーガルテクト本体の裏面には「ポリイソシアヌレートフォーム」という断熱材がアルミライナー紙で充填密閉されており、高い断熱性能を持っています。
仕上がりのデザインは横方向のラインが美しくシンプルかつスタイリッシュです。
性能と外観のどちらも優れているバランスの良い点が人気の理由です。
2.ニチハ/横暖ルーフαS
ニチハの横暖ルーフαSも人気のカバー工法屋根材でオススメです。
横暖ルーフシリーズの中でも「見掛け厚さ」が17mmの「横暖ルーフαS」は葺き上がりの重厚感、高級感が他の金属屋根材(横葺きタイプ)よりワンランク上といえます。
機能性もジョイント部の気密性を高めた構造を採用し、最大17mm厚の断熱材と遮熱鋼板の組み合わせにより優れた断熱性能を発揮します。
面積の大きい屋根にオススメの屋根カバー商材です。
3.リクシル/Tルーフ
Tルーフは耐蝕性に優れた0.4mm厚のガルバリウム鋼板に天然石チップを吹き付けた30年間塗り替え不要の丈夫な屋根材でロングセラー商品として人気です。
「美観10年、基材30年」の長期保証も付いており、塗り替えなどのメンテナンスが不要なため経済面のメリットも高い商品です。
裏面にウレタンフォームなどの断熱材が付いていませんが、雨音などの遮音性は表面の天然石チップにより吸音、拡散されとても静かで、断熱についても屋根下地との隙間に空気層が遮熱効果を発揮しています。
葺き上がりのデザインは立体的で瓦のような重厚感があります。
瓦屋根のようにイメージチェンジしたい方、長期間メンテナンスが不要な屋根材をお探しの方にオススメです。
4. オーウェンスコーニングジャパン/オークリッジスーパー
オークリッジスーパーはアスファルトシングルという屋根材で、日本ではあまり見かけませんが世界で最も多く使われている屋根材です。
オークリッジスーパーの本体表面の天然石チップにセラミックコーティングが施され非常に高い耐候性を持っており、Tルーフ同様に塗装などのメンテナンスが不要の屋根材です。
また瞬間最大風速50m/秒までメーカーの耐風保証が受けられ(最大15年)とても安心です。
他にもリフォームでも対応可能な40年以上(制限つき)の製品保証が付いているなど、保証が非常に手厚い商品でありながらコストも金属屋根材に比べリーズナブルな価格設定となっています。
カラーバリエーションも豊富で、洋風住宅の屋根や急勾配屋根のリフォームにオススメです。
5.オークマ/シーガード
シーガードは通常のカバー工法屋根材とは異なり「屋根材に穴を開けないシール工法」で施工する商品です。
こちらは化粧スレート専用の改修用屋根材で、コンクリート下地のスレート屋根にも施工可能など下地を選ばない点も特徴の一つです。
シーガードのイメージは「ガルバリウム鋼板で出来た塗膜」という表現が分かりやすいかと思います。ルーフィングなどの防水シートは施工せずに、化粧スレート1枚ずつガルバリム鋼板製のシーガード本体を被せて専用接着材で固定していきます。
屋根塗装では耐候性に不安があるが、出来るだけ予算を抑えたい方にはこのシーガードがオススメです。
但し、シーガードは構造上防水シート施工が出来ませんので、当店では現在雨漏りしている屋根には提案しておりません。
6.カバー工法用防水シート/片面粘着ルーフィング
カバー工法の重要なポイントである「防水シート」についてご説明いたします。
防水シート施工は低価格リフォームでは省略しているケースもあるので見積内容をしっかりチェックする必要があります。
では、カバー工法用の防水シートについてご紹介します。
防水性と施工性の両面が優れた「片面粘着ルーフィング」が化粧スレートのカバー工法用の防水シートとして最もおすすめです。
片面粘着ルーフィングの特徴は下記の通りです。
・既存の屋根材に密着し防水性、施工性が向上
・ビス固定作業中の既存屋根材の割れによる防水シート破損を防止
コスト優先の施工業者は片面粘着ルーフィングを使用しなかったり、普通のルーフィング(粘着無し)を使用しているケースもありますのでご注意ください。
当社では防水シートNO.1メーカーの田島ルーフィング「タディス・セルフカバー」を採用し、美観だけでなく防水性も向上させています。
ルーフィングの選択はカバー工法だけでなく、屋根工事全般において非常に重要なポイントとなります。
見積書にルーフィングのメーカー名、商品名が明確に記載されているか、工法に合った適切なルーフィングが提案されているかをしっかりと確認した上で、信頼のおける施工業者を選ぶようにしましょう。