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積水ハウスでも安心できない?外壁トラブルと雨漏りリスクの正しい知識(ダインコンクリート編)

石倉 槙人

2026.02.18

コラム

積水ハウスでも安心できない?外壁トラブルと雨漏りリスクの正しい知識(ダインコンクリート編)

石倉 槙人

2026.02.18

積水ハウスの代表的な外壁材として採用されている「ダインコンクリート」。「高耐久だから、外壁のメンテナンスは必要ない」と思っていませんか。確かに重厚感があり丈夫な外壁材ですが、築10年を過ぎたあたりから、防水部分やつなぎ目に変化が出始めるケースが多く見られます。表面がきれいでも内部では劣化が進んでいることもあり、気づかず放置すると雨漏りにつながる可能性があります。今回は、ダインコンクリート住宅で特に注意したいポイントをわかりやすく解説します。

目次

1.ダインコンクリート外壁の基礎知識


ダインコンクリートとは
ダインコンクリートは、高密度のセメント系素材を使用した厚みのある外壁材です。一般的な窯業系サイディングが約15mm前後であるのに対し、ダインコンクリートは約55mmもの厚みを持ち、重厚感と高い耐久性を兼ね備えている点が大きな特徴です。さらに、耐火性・耐候性にも優れており、長期間にわたり建物を保護します。

 

また、ダインコンクリートは火災時にも高い安全性能を発揮します。表面温度が約840℃に達した場合でも、室内側の温度上昇を約40℃程度に抑える性能を有しており、延焼リスクの低減に大きく貢献します。
この高い耐久性は、独自の材料配合と「オートクレーブ養生」と呼ばれる製造工程によって実現されています。高温・高圧の蒸気養生によって、安定した結晶構造である「トバモライト結晶」を形成し、内部に均一で独立した微細気泡構造を生み出します。これにより吸水を抑制し、寸法安定性と耐久性の向上を両立しています。

 

 

ダインコンクリートの役割
外壁としての役割は、雨風や紫外線から建物を守ることです。ただし、実際の防水性能は外壁材単体ではなく、
●目地のシーリング又は乾式目地

 

●防水シート

 

●窓まわりの防水処理

 

といった複数の部材が組み合わさって成り立っています。

 

耐用年数の考え方
ダインコンクリート本体は長寿命ですが、防水部材は10〜15年程度で劣化が始まることが多い傾向があります。そのため、外壁材が無事でもメンテナンスが必要になるタイミングが訪れます。

2.劣化・不具合が起こる原因と仕組み


ダインコンクリート住宅で多いトラブルは、次の流れで進行します。
●目地シーリングが硬くなりひび割れる

 

●わずかな隙間から雨水が浸入する

 

●外壁の裏側や下地に水分が回る

ダインコンクリートは素材の性質上、多少の吸水性を持っています。水分を含んでは乾く、という状態を繰り返すことで、内部に微細なひび割れが生じやすくなります。

 

その結果、
●防水シートの劣化

 

●下地材の腐食

 

●断熱材の性能低下

 

といった見えない部分のトラブルが進行していく場合があります。

3.放置した場合に起こりうるリスク

初期段階では目立った異変がなくても、劣化を放置すると次のような問題につながる可能性があります。
●室内への雨漏り

 

●壁内部の腐食やカビ発生

 

●修繕範囲の拡大

 

●工事費用の増加

 

早期対応であれば部分補修で済むケースもありますが、進行すると大規模な補修が必要になることがあります。

4.適切な対処方法・メンテナンス・工事の選択肢

ダインコンクリート住宅では、状態に応じた対応が重要です。

 

防水補修・部分メンテナンス
●目地シーリングの打ち替え

 

●窓まわりの防水補修
→ 予防的なメンテナンスとして有効です。

 

全面シーリング更新
●建物全体のつなぎ目をまとめて補修
→ 雨水浸入リスクを大きく下げられます。

 

下地補修・外装改修
●劣化が進行している場合に実施
→ 状況によっては部分解体や防水層の再構築が必要になることもあります。

 

どの方法が最適かは、築年数ではなく「現在の劣化状態」で判断することが重要です。

5.まとめ

積水ハウスの住宅は、ダインコンクリートやベルバーンといった高耐久外壁材を採用し、長期的な耐久性に優れた構造が特徴です。
しかしその一方で、外壁材そのものよりも「目地シーリング」「防水層」「取合い部」といった防水構造の劣化が、建物寿命を左右する重要なポイントとなります。

 

※建物によっては目地がガスケット(乾式目地)で施工されている場合もございます。

 

表面がきれいに見えていても、内部では雨水の浸入や防水性能の低下が進行しているケースも少なくありません。
特に築10年を超えた住宅では、「まだ大丈夫」という判断が、将来的な雨漏りや大規模補修につながるリスクになることもあります。

 

見た目だけで判断せず、積水ハウスの構造や外壁仕様を理解した専門業者による点検と診断を受けることが、住まいを長く守るための第一歩です。
「気になる点があれば、積水ハウスの塗装実績豊富な当社スマートルーフに気軽にご相談ください」としてください。

6.お問い合わせ/対応エリア

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🏠 このコラムは「山本瓦工業グループ/株式会社外装リフォーム豊橋」が監修しています。

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【社名】株式会社外装リフォーム豊橋

【許認可】建設業許可 愛知県知事許可(般−4)第5300号屋根工事業/板金工事業/塗装工事業/建築工事業

【資格】一級建築士、建築板金一級技能士、瓦ぶき一級技能士、第2種電気工事技士ほか

【監修者のプロフィール】山本瓦工業株式会社/株式会社外装リフォーム豊橋 代表取締役 山本武司(瓦屋根工事技士)