豊橋市 トヨッキー

「他社で外壁塗装すると保証が切れる」は本当?ハウスメーカー以外でリフォームする際の注意点

石倉 槙人

2026.06.01

コラム

「他社で外壁塗装すると保証が切れる」は本当?ハウスメーカー以外でリフォームする際の注意点

石倉 槙人

2026.06.01

築10年〜20年ほど経つと、外壁塗装や屋根メンテナンスを検討する方が増えてきます。
その際、ハウスメーカー以外の業者へ相談したところ、「他社で工事をすると保証が切れます」と説明され、不安になった経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、この保証にはいくつか種類があり、内容を正しく理解しないまま判断してしまうケースも少なくありません。

目次

1.保証の種類

住宅の「保証」には複数の種類があります。
大きく分けて以下のようなものがあります。

 

法律で定められた保証
新築住宅では、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分について、一定期間の保証責任が定められています。

 

これは法律に基づくもので、住宅会社ごとに完全に自由に決められるものではありません。
たとえば、

・屋根や外壁からの雨水浸入
・建物を支える構造部分
などが対象になるケースがあります。

 

ハウスメーカー独自の延長保証
一方で、多くのハウスメーカーでは独自の「延長保証制度」を設けています。
これは、
・定期点検を受ける
・指定工事を行う
・指定業者で施工する
などの条件を満たすことで継続される仕組みです。
つまり、「保証が切れる」という話の多くは、この独自の延長保証を指しているケースがあります。

2.保証は外壁塗装と関係するのか

外壁や屋根は、紫外線・雨・熱の影響を毎日受けています。
そのため、年数が経つと塗膜の劣化やシーリングの硬化が進み、防水性能が徐々に低下していきます。
特に以下のような状態は注意が必要です。

 

・外壁の色あせ
・シーリングのひび割れ
・チョーキング現象(触ると白い粉が付く)
・屋根材の割れや反り

 

こうした劣化を放置すると、雨水が建物内部へ浸入しやすくなる場合があります。

 

ハウスメーカー側が慎重になる理由
他社で施工した場合、施工方法や使用材料が把握できなくなるため、将来的な不具合発生時に責任範囲が曖昧になることがあります。

たとえば、
・どの塗料を使ったか
・下地処理をどう行ったか
・防水処理が適切だったか
などが確認しづらくなるためです。
そのため、独自保証の条件として「指定業者での施工」を設けているケースがあります。

3.メリットとデメリット

まずは保証内容を確認する。
重要なのは、「どの保証が対象なのか」を整理することです。

 

確認したいポイントとしては、
・法律上の保証期間
・延長保証の条件
・対象範囲
・他社施工時の扱い
などがあります。

 

ハウスメーカーへ依頼する場合
メリット
・保証制度との整合性が取りやすい
・建物情報を把握している

 

注意点
・工事費用が高くなるケースが多い(専門店価格の150〜200%程度)
・実際の施工は協力会社が行う場合がほとんど。
・塗料のグレードは低め(価格抑制のため)

 

専門リフォーム会社へ依頼する場合
メリット
・工事内容を柔軟に比較しやすい
・専門分野に特化している場合がある

 

注意点
・保証条件の確認が必要
・建物仕様への理解が重要になる

 

状況によって適した選択肢は異なります。
「保証」だけで判断するのではなく、建物状態や工事内容も含めて比較検討することが大切です。

4.見極めるポイント

「保証が切れる」の内容を具体的に確認する

 

よくある注意点として、
・どの保証が対象なのか
・一部のみ対象外になるのか
・全体保証が終了するのか
が曖昧なまま説明されるケースがあります。
口頭説明だけでなく、書面で確認することが大切です。

 

見積書で確認したい項目
・塗装範囲
・下地補修内容
・シーリング工事の有無
・使用材料
・保証内容

 

特に「一式」表記ばかりの見積は、工事内容が分かりにくい場合があります。
一式表示は工事内容や範囲が曖昧になりトラブルの元になりかねません。

 

この見積書サンプルは当社の標準的な見積書式です。施工内容、施工箇所、施工範囲(数量)、仕様(メーカー・製品名)、特記事項など詳細まで記載されており、工事内容が担保されていることで安心してご契約いただけるようになっています。

見積書が曖昧で「一式」表示が多い場合は、施工側(業者)の自由度が高く原価コントロールがしやすい、つまり施主側(お客様)にとっては不利な状態で工事を進めることになります。
また使用する塗料など正確な製品名が明細に記載されいない場合は、危険です。塗料で言えば「シリコン」「フッ素」「無機」などに分類されますが、それぞれメーカーや製品によって耐候年数や性能が大きく異なります。当然、価格にも差があります。

また営業スタッフが工事内容をしっかり把握出来ていない場合、全て業者任せの状態になることが目に見えていますので、見積提示の際には疑問に思ったことは全て確認し、その場で的確な回答が得られないことが多ければその契約はしてはいけません。
例えば見積明細に「シリコン塗料」とだけ記載されていたら、メーカー名、製品名、仕様(下塗り塗料、塗り回数、使用缶数)、性能・機能などを必ず聞いてください。回答出来ない場合は、無責任な「丸投げ」工事になることが想像出来ます。

いくら大手ハウスメーカーだからと言って施工内容が不明確な状態で契約することは避けましょう。

5.まとめ

「ハウスメーカー・ビルダー以外で工事をすると保証が切れる」と言われると、不安になるのは当然です。
ただし、実際には法律上の保証とハウスメーカー独自の延長保証が分かれているケースが多く、内容を整理して判断することが大切です。
専門店の見積金額の150〜200%で契約・施工をするメリットがあるか、冷静になって判断することをお勧めいたします。

 

また外壁塗装や屋根メンテナンスは、保証だけでなく、建物状態や今後の維持計画も含めて考える必要があります。

 

まずは現在の保証内容と建物状態を確認し、複数の視点から比較検討することで、納得できるリフォームにつながりやすくなります。

 

 

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【社名】山本瓦工業株式会社
【許認可】建設業許可 愛知県知事許可(般−4)第5300号 屋根工事業/板金工事業/塗装工事業/建築工事業
【資格】2級建築士、建築板金一級技能士、瓦ぶき一級技能士、第2種電気工事技士ほか
【監修者のプロフィール】山本瓦工業株式会社 代表取締役 山本武司(瓦屋根工事技士)