「売電価格が下がるから太陽光パネルを交換した方がいい」は本当?卒FIT後によくある訪問販売にご注意を
2026.08.18
コラム
「売電価格が下がるから太陽光パネルを交換した方がいい」は本当?卒FIT後によくある訪問販売にご注意を
2026.08.18
最近、お客様からこんなご相談をいただきました。
「太陽光発電を設置して10年経ったので、売電価格が安くなります。発電効率も落ちているのでパネルを交換した方が良いですよ」と訪問販売の業者から説明を受けたそうです。
確かに、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT制度)は10年間で終了します。しかし、それだけの理由で高額な太陽光パネル交換を行う必要はありません。
今回は、卒FIT後の正しい考え方と、訪問販売への対処法について解説します。
FIT制度 卒FITとは?
卒FITとは、太陽光発電の「固定価格買取制度(FIT制度)」が終了することを指します。
FIT制度では、設置から10年間は国が定めた価格で電力会社が電気を買い取ってくれます。
しかし11年目以降は固定価格での買取が終了し、売電価格は電力会社ごとの市場価格になります。
現在の卒FIT後の売電価格は地域や契約先によって異なりますが、一般的には1kwhあたり7~9円前後となっています。
売電価格が下がったからといってパネル交換は必要?
結論から言うと、多くの場合は必要ありません。
太陽光パネルは非常に耐久性が高く、一般的に20~30年以上使用できる設備です。
メーカーによっては25年以上の出力保証を設けている製品も多く、設置後10年程度で発電できなくなることはほとんどありません。
高額な費用をかけて設置した太陽光発電システムを、売電価格が下がったという理由だけで10年後に丸ごと買い替えるのは現実的ではありません。
まずは現在の発電状況を確認し、本当に不具合が発生しているのかを調査することが大切です。

電気代高騰により自家消費の価値が上昇
「売る」より「使う」時代へ。
卒FIT後は売電単価が7~9円程度になる一方で、電力会社から購入する電気料金は1kwhあたり約30円前後です。
つまり、
・売る電気:7~9円
・買う電気:30円前後
という大きな差があります。
そのため、卒FIT後は発電した電気を売るよりも、自宅で消費した方がお得になります。
例えば昼間のエアコンや給湯器などで太陽光の電気を利用することで、電気代削減効果を高めることができます。
さらに蓄電池を導入すれば、昼間に発電した電気を夜間にも活用できるようになります。

訪問販売でよくあるトークに注意
訪問販売では次のような説明が行われることがあります。
「10年経ったので交換時期です」
「発電効率が大幅に落ちています」
「今なら補助金が使えます」
「このままだと損をします」
もちろん本当に故障しているケースもありますが、訪問時の説明だけで判断するのは危険です。
まずは現在の発電量やパワーコンディショナーの状態を確認し、信頼できる業者へ相談しましょう。

訪問販売業者に屋根へ上らせる前に知っておきたいこと
卒FITを迎えたタイミングで、「無料点検」を理由に訪問販売業者が来るケースがあります。
もちろんすべての業者が悪質というわけではありません。しかし、その場の判断で屋根に上らせたり契約したりすると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
ここでは、訪問販売を受けた際に覚えておきたい3つのポイントをご紹介します。
① 安易に屋根へ上らせない
「屋根が浮いていますよ」
「太陽光パネルが危険な状態です」
「無料で点検します」
と言われても、すぐに屋根へ上らせるのは避けましょう。
近年では、点検を装って屋根へ上がり、故意に屋根材や板金をずらしたり破損させたりして工事契約につなげる悪質な事例も報告されています。
特に太陽光パネルが設置されている屋根は、専門知識のない人が歩くだけでも破損や漏水リスクが発生する場合があります。
まずは名刺や会社情報を確認し、信頼できる業者かどうかを慎重に判断することが大切です。
② 発電データや契約資料を見せない
訪問販売業者から、
・売電明細
・発電量データ
・FIT認定書類
・設計図面
・保証書
などの資料を見せてほしいと言われることがあります。
しかし、その場で資料を開示する必要はありません。
これらの資料には設備情報や契約内容が記載されており、正しい知識を持たない業者によって都合よく説明されてしまうケースもあります。
まずは設置業者や管理会社へ相談し、本当に点検や交換が必要なのかを確認しましょう。
③ その場で契約しない
私たちも実際に、訪問販売業者の説明を信じてその場で契約してしまい、数百万円規模の工事費用を支払われたケースを目の当たりにしています。
訪問販売では、
「今日契約すれば特別価格です」
「今だけ補助金が使えます」
「早く交換しないと損をします」
などと契約を急がせるケースがあります。
しかし、太陽光パネルの寿命は一般的に20~30年以上といわれており、卒FITを迎えたからといって直ちに交換が必要になるわけではありません。
高額な設備だからこそ、その場で判断せず複数の業者から意見を聞き、十分に比較検討することが重要です。
不安な場合は、
「設置してもらった会社に相談しています」
「管理をお願いしている会社があります」
と伝えれば問題ありません。
東三河エリアのお客様であれば、
「山本瓦工業にお願いしているので大丈夫です」
とお伝えいただいても構いません。
大切な太陽光設備を長く安心して使うためにも、突然の訪問販売ではなく、信頼できる専門業者へ相談することをおすすめします。
その場で契約したり、見積りを急いで依頼したりせず、一度冷静に検討することが大切です。
太陽光発電の点検・ご相談は山本瓦工業グループへ
山本瓦工業グループは、太陽光発電事業に20年以上携わってきました。
また、昭和2年創業、まもなく創業100年を迎える地域密着企業として、多くのお客様の住まいや工場を支えてきました。
卒FITを迎えた太陽光発電について、
・本当にパネル交換が必要なのか
・発電量は低下していないか
・パワーコンディショナーは正常か
・蓄電池を導入した方がお得なのか
などを総合的に診断いたします。
発電量の低下やエラー表示などの異常が見つかった場合には、当社が保有するサーモグラフィーカメラ搭載ドローンによる無料点検も可能です。

ドローンを活用することで、屋根に上ることなく太陽光パネルの状態を確認できるため、安全かつ効率的に点検を行えます。また、サーモグラフィーによって目視では分からない異常発熱(ホットスポット)や不具合の兆候も確認できます。

訪問販売業者から「パネル交換が必要です」と言われても、まずは本当に異常があるのかを確認することが大切です。
訪問販売の説明に不安を感じた場合は、契約する前にぜひ一度ご相談ください。
●まとめ
太陽光発電は卒FITを迎えたから終わりではありません。むしろこれからは「売る設備」から「家計を守る設備」へと役割が変わる時代です。
売電価格が下がったことを理由に、すぐにパネル交換が必要になるケースは決して多くありません。まずは現在の発電状況や設備の状態を正しく把握することが重要です。
訪問販売の説明だけで判断したり、その場で契約したりせず、信頼できる専門業者へ相談しましょう。
山本瓦工業グループでは、20年以上にわたる太陽光発電事業の経験と、まもなく創業100年を迎える地域密着企業としての実績を活かし、お客様の大切な太陽光設備をサポートいたします。
卒FIT後の活用方法や設備診断、蓄電池のご相談まで、お気軽にお問い合わせください。
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山本瓦工業株式会社
🏠 このコラムは「山本瓦工業グループ」が監修しています。
私たちは創業99年の歴史を持つ屋根外装リフォーム専門工事会社です。
【社名】山本瓦工業株式会社
【許認可】建設業許可 愛知県知事許可(般−4)第5300号 屋根工事業/板金工事業/塗装工事業/建築工事業
【資格】2級建築士、建築板金一級技能士、瓦ぶき一級技能士、第2種電気工事技士ほか
【監修者のプロフィール】山本瓦工業株式会社 代表取締役 山本武司(瓦屋根工事技士)