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【人気上昇中】屋根カバー工法のメリット&デメリット

山本 武司

2022.03.01

コラム

【人気上昇中】屋根カバー工法のメリット&デメリット

山本 武司

2022.03.01

目次

1.屋根カバー工法とは

屋根カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を重ね葺きする工法のことです。住宅の屋根で多く採用されている化粧スレート(カラーベストなどが代表的な商品)や工場などの屋根に多い大波スレートなどはカバー工法でリフォームをするケースが近年増えています。

2.屋根カバー工法のメリット

古い化粧スレート(カラーベスト)や大波スレートはアスベストを含んでいることが多く、それらは葺き替えなどの改修の際に発生する「撤去処分費」が高額になります。そこでそれらを撤去せずにカバー工法(重ね葺き)で改修することにより撤去処分費を抑えたり、工期も短縮できるなどのメリットがあります。

その他のメリットとして化粧スレートのカバー工法用屋根材には断熱材が充填された商品も多く、断熱性や遮音性の向上が期待できます。また、片面粘着ルーフィングなどの防水シートを施工してからカバー工法で改修を行なう場合には防水性もアップします。(化粧スレートのカバー工法のみ)

そうした多くのメリットから近年人気のリフォームメニューの1つです。

3.屋根カバー工法のデメリット

次に屋根カバー工法のデメリットをお伝えします。

1点目は既存屋根材を撤去しないため、気づいていない雨漏りなどによる屋根下地(野地板)の腐食を確認しづらいと言う点です。当店では屋根診断時に屋根裏調査を実施し、野地板の状態もチェックしますので雨漏り等で腐食した状態のままカバー改修をしてしまうケースはほぼ有りませんが、屋根上からの目視調査のみで見積をする場合は屋根下地が腐食したままカバー改修をしてしまうリスクがありますので気をつけなければいけません。

2点目は屋根塗装に比較してコストがアップする点です。しかしそれは単純なコスト比較の話であり、前述のような屋根塗装にはない機能性の向上など多くのメリットがありますので一概にデメリットとは言えないかもしれません。
その他にはアスベスト含有製品の撤去処分を将来に先送りしますので、建物解体時のコスト負担があることは忘れないようにしたいです。

注)これらのデメリットは大波スレートのカバー工法では該当しません。

 

4.屋根カバー工法おすすめ商品

屋根カバー工法で当店がオススメする商品とその特徴はこちら↓↓↓

☆アイジー工業/スーパーガルテクト
(金属横葺き屋根材)
超高耐候遮熱鋼板採用、断熱性、防音性、防水性、デザイン性

 

☆ニチハ/横段ルーフ
(金属横葺き屋根材)
高耐候性鋼板採用、断熱性、防音性、防水性、デザイン性

 

☆リクシル/Tルーフシリーズ
(天然石チップ付鋼板屋根材)
天然石チップコーティング、デザイン性、断熱性、防音性、防水性

 

☆オーエンスコーニング/オークリッジスーパー
(シングル屋根材)
天然石チップコーティング、防水性、防音性、デザイン性、低価格

 

・セキノ興産/やまなみ
(大波スレート用)
高耐候性鋼板採用、低価格、工期短縮

 

・ガイソー/イージーガード
(カラーベスト専用シール接着鋼板屋根)
高耐候性鋼板採用、低価格、工期短縮

 

・小池弥太郎商店/スーパールーフ66
(金属瓦棒屋根用)
高耐候性鋼板採用、低価格、工期短縮

 

・セキノ興産/重ね葺き折板
(折板)
高耐候性鋼板採用、低価格、工期短縮

 

上記の屋根カバー工法商品に関するお問い合わせはこちら