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【瓦屋根における瓦の差し替え】足場の設置費用は火災保険の対象になる?

山本 武司

2024.06.15

コラム

瓦屋根における瓦の差し替え工事

【瓦屋根における瓦の差し替え】足場の設置費用は火災保険の対象になる?

山本 武司

2024.06.15

数ある屋根材の中でも、瓦は最もと言っていいほど頑丈な屋根材です。
しかし、瓦も台風の影響による飛来物などにより割れてしまうことがあります。
そのような際には全部を葺き替えせず、一部瓦の差し替えをすることで費用を抑えることができます。
小規模な差し替え工事でも足場を設置する必要があり、コストがかかってきます。
ここで火災保険を活用できる場合があります。
本記事では、瓦の差し替えについてと足場の設置に火災保険が対象になるかについて紹介します。

目次

瓦の特徴

一口に瓦の特徴と言っても、瓦の種類によって特徴も異なります。
種類によって外観が異なることはもちろん、耐久性にも違いが生まれます。
瓦の中でも特に耐久性が高いものが、粘土瓦です。
瓦屋根のメンテナンスは必要となるものの、粘土瓦自体はほとんど経年劣化しません。
粘土瓦は粘土を瓦の形に成型して焼き上げたもので、日本の建築に使用され始めてから長い歴史を持つ瓦です。
粘土瓦にはさらに種類があり、主に陶器瓦、いぶし瓦、素焼瓦の3つに分けられます。
粘土瓦の特徴や、上記3種類それぞれの特徴については以下の記事でより詳しく解説しています。
それぞれに魅力があるため、瓦選びの際はぜひ参考にしてください。
粘土瓦の種類について:陶器瓦、いぶし瓦、素焼瓦それぞれの特徴を解説

瓦の差し替え

瓦数枚程度の破損に適用

瓦屋根における瓦の差し替え 瓦数枚程度の破損に適用

瓦は非常に丈夫な建材であるものの、地震や台風といった自然災害時にひび割れや欠けなど破損してしまうことがあります。
ただし瓦に破損が発生したからといって必ずしも葺き替えを行う必要はありません。
もちろん大幅に築年数が経過しており下地が劣化している場合は、葺き替えを行う必要があります。
下地が劣化したまま上の屋根材だけ交換や補修をしても、すぐにまた別のトラブルが発生する可能性が高いためです。
しかしそうではなく、瓦数枚程度に破損が発生した場合は「差し替え」が可能です。
既存の瓦と同じ製品を探して一部の瓦を交換します。

既存の瓦製品が廃番の場合

瓦屋根における瓦の差し替え 既存の瓦製品が廃番の場合

築年数の経過した住宅の場合、既存の瓦製品が廃番となっている可能性も十分にあります。
特にモニエル瓦に関しては現在製造されていないため同一製品は見つかりません。
同一製品がない場合は近い形状の瓦を加工して取り付ける方法が一般的です。

差し替えの工事費用

差し替えの工事費用

使用する瓦の種類や製品によっても異なるものの、瓦1枚の差し替えであれば足場代を除いて3万円〜程度が工事費用の目安です。
瓦屋根の葺き替えの工事費用が120万~200万円程度(屋根面積70㎡想定)であることを考えると、瓦1枚の差し替えが割高に感じた方もいるのではないでしょうか。
その理由には、差し替えの枚数が仮に1枚であっても10枚であっても人件費や諸経費は(場合によっては交通費も)あまり変わらないことが挙げられます。
※差し替えの工事費用の内訳はおおよそ、材料費+人件費(基本的に2名分)+撤去する瓦の処分費+足場代+諸経費+税です。
とはいえ絶対値としては葺き替えに比べて格段に費用を抑えることができるため、一部の瓦が破損してしまった際は差し替えも選択肢のひとつとしてご検討ください。

差し替えも火災保険の対象

差し替えも火災保険の対象

差し替え工事の場合は、葺き替え工事など大規模な工事と比較するとコストを抑えることは可能ですが、足場の費用は変わらずかかってしまいます。
場合によっては、差し替え工事代3万、足場代5万なんてこともあり得ます。
そこで、台風などの自然災害による差し替え工事の場合には、火災保険を活用できる場合があります。
火災保険は、被害を受けたものを再調達(修理や買い替えなど)する際に、必要な費用を補償するものです。
その為、差し替え工事をする際に足場を組む場合は、その費用を含めて火災保険で補償されます。

高所で作業をする際、足場の設置については労働安全衛生規則に定められています。
違反すると罰則がありますので、「足場なしでやりますよ!」という業者がいても注意をしましょう。

差し替えの手順

既存の瓦の撤去

既存の瓦の撤去

まずはビスや釘を引き抜き既存の瓦を撤去します。
瓦は家庭ゴミに出せるわけではなく、産業廃棄物として処分する必要があります。
自治体が処理を行ってくれる一般廃棄物とは異なり、産業廃棄物は処理の責任が排出業者にある点が特徴です。
そのため瓦の処分費が工事費用の一部として発生します。

不要部分のカット

不要部分のカット

近年施工された瓦屋根の多くには、防災瓦が使用されています。
防災瓦とは、固定力を高めてズレや落下などの危険性を大幅に軽減した瓦です。
防災瓦は瓦同士がしっかり結束するような仕様になっています。
そのため不要な部分(防災フックなど)を瓦用ハンマー(瓦槌)やサンダーでカットする必要があります。

新たな瓦の取り付け

新たな瓦の取り付け

新しい瓦を撤去した部分に差し込み、全体のずれがないかを確認します。
取り付けて完了です。

まとめ

瓦は数ある屋根材の中でも非常に耐久性の高い屋根材です。
しかし絶対に破損しない屋根材はありません。
特に自然災害が起きた場合には、ひび割れや欠けが発生することもあります。
下地には大きな劣化がなく瓦数枚程度の破損であれば、瓦の差し替えを行うことが可能です。
足場の設置には、火災保険が使えることがあるため業者に相談しましょう。
瓦の差し替えを依頼する際はぜひ瓦の扱いに慣れた専門業者を選んでください。
愛知県豊橋市近隣にお住まいの方は、お気軽に山本瓦工業までご連絡いただければ幸いです。

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