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金属屋根の一種「折板屋根」のメリット・デメリットとカーポート屋根への採用

2024.10.28

コラム

折板屋根の特徴とカーポートへの採用

金属屋根の一種「折板屋根」のメリット・デメリットとカーポート屋根への採用

2024.10.28

「折板屋根」という言葉をご存知でしょうか?体育館や工場、倉庫などの大きな建物でよく見かける、波打った形の金属製の屋根です。一般住宅においてはカーポートの屋根で見かけることも多々あります。本記事ではこの折板屋根について、構造やメリット・デメリット、選び方などを詳しく解説していきます。

目次

折板屋根とは

折板屋根とは金属製の板を波打った形に加工した屋根材です。その名の通り、板を折り曲げて作られていることから「折板屋根」と呼ばれています。

種類と用途

折板屋根とは 種類と用途

折板屋根は、その形状や材質によって様々な種類があります。一般的に使用されるのは、ガルバリウム鋼板製の折板屋根です。ガルバリウム鋼板は錆びにくく耐久性が高いため、メンテナンスの手間も比較的軽度で済みます。

折板屋根は、その高い耐久性と施工の容易さから、以下のような場所で多く利用されています。

  • 工場・倉庫: 大規模な屋根を短期間で施工できるため、コストパフォーマンスに優れています。
  • 体育館・スポーツ施設: 広い空間をカバーでき、メンテナンスが容易です。
  • カーポート: 住宅の付属施設として高い耐久性を期待できます。

構造と材質

折板屋根は金属製の板を波状に加工し、梁の上に直接固定します。この波状にすることで、屋根の強度を高めるとともに雨水の排水性を向上させています。

  • 材質: 一般的には、ガルバリウム鋼板が使用されます。ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムを合金化したもので、耐食性に優れています。
  • 形状: 波形は、屋根の傾斜や建物の規模に合わせて様々な形状が用意されています。

カーポートにおける折板屋根の採用

カーポート屋根に使われる屋根材

折板屋根はカーポートと相性が良い

折板屋根はカーポートと相性が良い 折板屋根はカーポートと相性が良い

一般の方が折板屋根を採用する代表的な用途としては、カーポートが挙げられます。カーポートとは、屋根と柱で構成される簡易的な車庫のことです。

人気のポリカーボネート波板

折板屋根以外で採用されるカーポート屋根としては、ポリカーボネート板屋根も人気が高いです。

折板屋根よりさらにコストが抑えられ、光を通す屋根材が明るい印象をもたらします。金属屋根材ほどではないもののポリカーボネート板もアクリルの約40倍の強度があるため、カーポート屋根には十分という方も多いです。またポリカーボネート板は平らな板ですが、折板屋根のように波状に加工したものをポリカーボネート波板屋根と言います。波状になっている分、通常の平らな板に比べて強度が上がるため特に人気が高いです。

ソーラーカーポートには折板屋根が最適

ではポリカーボネート波板屋根がカーポート屋根の最適では?と思う方も多いでしょう。ただし注意点として、カーポート屋根に太陽光パネルを設置したい(ソーラーカーポートにしたい)場合は折板屋根が最適であるということです。いくらポリカーボネート波板屋根といえど、重量のある太陽光パネルを設置するには強度が足りません。折板屋根以外のカーポートに太陽光パネルを設置する場合は、屋根一体型(屋根材と太陽光パネルが一体になっているもの)対応カーポートに交換するか、折板屋根に葺き替えてから屋根置き型の太陽光パネルを設置する必要があります。
ソーラーカーポートにについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
太陽光パネルは自宅屋根以外にも設置できる!ソーラーカーポートとはなにか

折板屋根のメリット

施工が簡単で早い

施工が簡単で早い

  • 折板屋根は、大規模な屋根でも短期間で施工が可能です。これには大きく分けて2点理由があります。
  • 1つ目は、工場で加工された長尺の金属板を施工することで施工手順がシンプルになるためです。
  • 2つ目は、折板屋根は梁に直接葺くため野地板などの下地を施工する必要がないためです。

コストが安い

上記に関連することですが、施工期間が短いということは人件費を抑えられることを意味します。加えて折板屋根は材料費も比較的安価です。そのため折板屋根は初期費用を抑えることができます。
また耐久性が高いため葺き替えなどの頻度が少なく、長期的なコスト削減につながります。シンプルな構造のため、メンテナンスも比較的容易でコストを抑えることができます。

雨漏りのリスクが低い

  • 折板屋根は、一枚の板を折り曲げて作られているため継ぎ目が少なく、雨水が浸入する隙間が少ないです。屋根からの雨漏りは屋根材の継ぎ目から発生することが多いため、継ぎ目が少ない屋根はそれだけ雨漏りリスクが少ない屋根と言えます。また波状の形状により、雨水がスムーズに流れ落ちるため水たまりができにくく、雨漏りのリスクを低減します。

寿命が長い

  • ガルバリウム鋼板は、錆びにくく、耐久性が高いため長寿命です。適切なメンテナンス(錆止め塗装等)を行うことで、ガルバリウム鋼板の寿命は25~40年程度と言われています。塩害や酸性雨にも強く、建物を腐食から守ります。

耐火性が高い

  • 金属製の屋根材は火災に強く、延焼を防ぐ効果があります。火災発生時のリスクを軽減し、建物の安全性を高めます。ただし、熱による変形には注意が必要です。

    折板屋根のデメリット

    断熱性が低い

    • 金属は熱伝導率が高いため、夏場には太陽熱を吸収しやすく高温になりやすいです。反対に冬場は、熱が逃げてしまい温度が低下しやすくなります。

    錆びのリスクがある

    錆びのリスクがある

    • 金属屋根材は、長期間使用していると塗膜が剥がれ錆びが発生する可能性があります。錆びは、屋根材を腐食させ、穴が開く原因となります。雨漏りにつながる可能性もあるため、定期的な点検が必要です。ただしガルバリウム鋼板はトタンに比べれば格段に耐食性が高いため、錆びる可能性があるというだけで錆びやすいというわけではありません。

    騒音がある可能性

    • 折板屋根は金属製のため、雨音が響きやすく神経質な方であれば気になる可能性があります。

    デザイン性に欠ける

    • 折板屋根は、シンプルな形状のため、デザイン性に乏しいという印象を受けることがあります。無機質な印象で形状やカラーバリエーションは限られているため、デザインの自由度が低いと言えるでしょう。

    衝撃に弱い

    衝撃に弱い

    • 雹や強風による飛来物など外部からの衝撃に弱く、へこみやすくなっています。衝撃によって屋根材が損傷し、耐久性が低下する可能性があります。

    折板屋根のメンテナンス

    折板屋根のメンテナンス

    折板屋根は、定期的なメンテナンスを行うことでその寿命を延ばすことができます。具体的には、塗装、錆止め、破損部分の修理などが必要です。メンテナンスの頻度は気候状況にもよるものの、10年~15年に1回程度が目安となります。メンテナンスをご自身を行うことを検討する方もいますが、ぜひ専門業者に依頼してください。高所作業は非常に危険で、不慣れな方が行うことで転落事故などのリスクがあります。また施工に不備があれば二次トラブルを招く可能性もあります。

    まとめ

    折板屋根は耐久性が高く、施工が簡単で、コストパフォーマンスに優れた屋根材です。しかし、断熱性やデザイン性など、デメリットも存在します。折板屋根を選ぶ際には、メリットとデメリットを比較し、ご自身のニーズに合ったものを選びましょう。専門業者に相談することで、より適切なアドバイスを受けることができます。

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