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スレート屋根に含まれるアスベストの扱いやリフォーム時の注意事項について

2024.04.22

コラム

スレート屋根アスベストの注意事項

スレート屋根に含まれるアスベストの扱いやリフォーム時の注意事項について

2024.04.22

スレート屋根に使用されている屋根材「スレート」は、以前はアスベストを含む商品が多くありました。
アスベストとは、別名石綿と呼ばれる鉱物繊維です。
現在はアスベストが人体に有害であるとの理由で使用は禁止されています。
しかし禁止される以前に施工された、アスベストを含むスレート屋根は今でも残っています。
本記事では、アスベストを含むスレート屋根の危険性や現在の扱い、リフォーム時の注意事項について解説します。

目次

スレート屋根の特徴

スレート屋根の特徴
スレート屋根に使用されるスレートとは、セメントや繊維質の材料を交ぜて作る厚さ5㎜程の板状の屋根材です。
耐用年数は20~25年程度で、工事価格が安いことや施工できる業者が多いこと、カラーバリエーションが豊富なことがメリットとして挙げられます。
一方で、非常に薄く軽量なスレートは瓦などの丈夫な屋根材に比べると破損リスクが高いことがデメリットです。
そのため定期的なメンテナンスが欠かせません。
スレート屋根の特徴やメンテナンスについては、以下の記事でより詳しく紹介しています。
【スレート屋根ガイド】スレート屋根のメリット・デメリットとメンテナンス

スレート屋根におけるアスベスト含有のリスク

スレートとアスベストの関係性

スレートとアスベストの関係性
アスベストは別名「石綿」とも呼ばれます。
天然にできた鉱物繊維で熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持ちます。
また加工もしやすいことから、使用が禁止されるまでは様々な工業製品に使用されてきました。
スレートもそのひとつです。
アスベストを含むスレートはそうでないスレートに比べて耐久性が高いため、スレートの短所をカバーする素材として重宝されていました。

アスベストの危険性が発覚

アスベストの危険性が発覚
1970年代に、アスベストが人体に害をなすことが発覚しました。
具体的には肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因となり、肺がんを引き起こす可能性があります。
ただしアスベストを含むスレート屋根の住宅に住んでいるからといって、すぐに実害が発生するわけではありません。
アスベストを含むスレート屋根が劣化した際や解体する際に舞った粉塵を吸い込むことで、疾患を引き起こすリスクが生まれます。

ちなみにアスベストは当時スレートだけでなく、外壁など様々な場所に使用されていました。
しかしアスベストの危険性が認知されたことで、2004年以降はアスベストを含む建材の使用が禁止されています。

スレート屋根がアスベストを含む可能性

現在はアスベストを含む建材は製造、輸入、使用ともに全面的に禁止されています。
しかしアスベストを含むスレート屋根は現在も残っています。
2004年以前に施工したスレート屋根は、アスベストを含んでいる可能性があります。
大幅に劣化が進むと粉塵が舞う可能性があるため、完全に寿命が来てしまう前にリフォームを行うことが望ましいです。
スレート屋根の耐用年数は20~25年程度で、10年程経過した頃から徐々に劣化が始まります。

アスベストを含むスレート屋根の扱い注意事項

屋根解体時は要注意!

屋根解体時は要注意
屋根の解体を行う際は粉塵が舞うため、アスベストを含むスレート屋根の解体は特別な対処が必要となります。
更に、令和 5年10月1日以降に着工する一定規模以上の解体・改造・補修工事について、アスベストの有無に関わらず、アスベスト調査結果の報告が必要になりました。
石綿含有建材調査者などの資格を保有するものに依頼することが必要なため、専門業者に問い合わせてアスベストを含むスレート屋根の解体及び調査が可能か確認しましょう。
通常解体時より工期も費用も増すため、その点もあわせてよく確認した方が良いです。
当社には石綿作業主任者がおり、100万円以上のリフォーム工事を行う際には、必ず石綿の事前調査結果報告を実施しています。

リフォームはカバー工法も可能

リフォームはカバー工法も可能
屋根のリフォームとなると、葺き替えの他にカバー工法という選択肢もあります。
カバー工法は既存の屋根材をそのままにして、上から新たなルーフィング(防水シート)や屋根材を重ねる工法です。
ルーフィングも重ねるため防水性は増し、既存の屋根材を撤去しないため葺き替えより手軽な工事となります。
カバー工法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
屋根のリフォーム工事「カバー工法」ってどんな工事?メリットや特徴を紹介

カバー工法を選択するメリット

カバー工法を選択するメリット
屋根材を重ねるため重い屋根材には向かないものの、スレートは比較的軽量につきカバー工法が可能です。
カバー工法であれば解体が不要なためアスベストを含んだスレート屋根であっても特別対応の必要がありません。(※工事代金が100万円を超える場合は事前調査報告が義務付けられています)
いずれは解体しなければいけないため根本的解決にはならないものの、アスベストを封じ込めるため当面粉塵の心配はなく一旦費用を抑えることができます。
カバー工法を行ったのち再度屋根の寿命が近づいた際に葺き替えを行う、という選択肢もあるということです。

自宅屋根がアスベストを含むか否かわからない場合

施工した専門業者に問い合わせ

ご自宅のスレート屋根がアスベストを含んでいる可能性がある(2004年以前に施工した屋根である)ものの確実なことがわからない場合、施工してもらった専門業者に問い合わせてみてください。
当時使用した屋根材の記録が残っていれば、アスベストの含有有無がわかるはずです。
ただし施工から20年以上経過しているため、施工してもらった専門業者が現在は閉業している可能性もあります。

石綿含有建材データベースで検索

使用されたスレートの商品名や型番などがわかっている場合は「石綿含有建材データベース」で検索してみてください。
国土交通省と経済産業省が協力して制作したサイトです。
ただし同じ商品でも時期によってアスベストの含有有無が変わるケースもあるため、その点ご留意ください。

スレートの劣化速度で確認

スレートの劣化速度で確認
スレートの耐用年数は20~25年程度で、10年程経過すると徐々に劣化が始まります。
しかしアスベストを含むスレートはそうでないスレートに対して劣化速度が遅いです。
施工してから年月が経過しているにも関わらず、欠けやひび割れなどが一切見られないスレート屋根はアスベストの含有を疑っても良いかもしれません。
確実な含有有無を知る術ではないものの、ひとつの目安としてご活用ください。

まとめ

スレート屋根はデザインが豊富で安価な屋根として支持されています。
以前はスレートのデメリットをカバーし耐久性を上げてくれるとして、アスベストを含むスレートが多く製造・使用されていました。
しかしのちにアスベストが人体に害をなすことが発覚し、現在は製造・使用ともに禁止されています。
注意点として、2004年以前に施工されたスレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があります。
屋根の解体時には特別な対応が必要となるため、アスベストを含むスレート屋根の扱いに慣れた専門業者に依頼することが望ましいです。
事前に専門業者へ問い合わせて工期や費用についてもよく確認した方が良いでしょう。

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